物件を購入する際に必ず気をつけるの点がその町の将来の“ポテンシャル”と“治安”です。 テキサス州の北部に位置するマッキンニー市（ダラス郊外）は、アメリカのメディアからもこの点が称えられている市です。 今回は、この市で長年営まれてきたペンションの紹介をします。
＜物件概要＞
- 物件名： Bed & Breakfast (ペンション）
- 所在地： テキサス州 ダウンタウン McKinney (マッキンニ－、ダラス郊外）
- 売値： 約5千万円
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| Bed & Breakfast <Photo via B&B Web Site> |
- 面積： 約132坪
＜築暦＞
1903年に、長い歴史のあるMcKinneyのダウンタウンに建築された。 このダウンタウンは歴史を重んじており、当初の街並み（ヴィクトリアの建築方）を残している。
1980年代にリフォームされ、また更に、現在のオーナーがこの物件を購入した2005年には、1千万円以上の改築・改装が行なわれた。 その為、外装は歴史が感じられるように建築当初の造りを残してあるが、内装はフローリング、キッチン等、きれいに整備されている。 また、宿泊設備（シャワー、バス、トイレも改装され、インターネットやプラズマ、テレビ等、便利な設備も整っている。
＜フロア・プラン＞
個々のバス、トイレ付きのベッドルームは計6部屋。その内、1階の1部屋はオーナーが常時住んでおり、残りの5部屋が宿泊用に使用されている。
この5部屋は、それぞれ宿泊者のプライバシーを重視して建築されている。この内の1部屋はメインの建物ではなく、離れの建物に位置しており、最高4人まで泊まれるスイートとなっている。このような工夫が好まれ、結婚記念日を祝う夫婦や、老夫婦がちょっとした休暇の目的で滞在する、という様に人気がある。
キッチン、ダイニング・ルームは1階にある。朝食込みの滞在なので、オーナーが朝食を用意し、宿泊者はここで朝食をとることが出来る。
＜物件のポテンシャル＞
CNN Moneyによると、McKinneyは全米の中小規模の市の中で、今年度5位にランクした（CNN Money.com, July 2010）。前述のように歴史のある市の為、多くの人を魅了している。その一方、土地の安さに目を付け、大企業が移転してきて、ここ10年、随分とした発展も遂げた。また、犯罪率の低さから、多くの家族がダラスからMcKinneyへと引っ越している。ダラスの地方雑誌によると、1990年から2010年の人口成長率は、496％と報告されている（D Magazine, July 2010, P62）。
結論としては地価上昇の確かさが高い為、この物件自体の将来へのポテンシャルは大きい。多くの不動産業者も、今はダラスの都市より、McKinney等の郊外の新築業に力を入れている。現時点での土地の安さが一番の魅力で、初めて家を購入する人達や、家族が、この地域に大変注目している。
＜ペンションのポテンシャル＞
このBed & Breakfastは歴史がある為、リピーターが多い。オーナーはFacebookを通してファンを増やしたり、地域イベントを行ったりしており、知名度は高い。市を上げて、文化・芸術業にも力を入れているので、平日でも観光客が多く、宿泊率も良い。我々が物件を見に行った日も平日だったが、5部屋中4部屋が使用されていた。
ペンションの庭は膨大なので、将来的にはプールを造る、増築する等、活用の方法はいろいろとある。
現状のように、住み込みで自ら経営を行なうなら、ペンションの切り盛りは継続できると思われる。
7月中旬に、物件を実際に見学しました。2005年に大規模なリフォームが行なわれているだけあり、内装は見事でした。ダウンタウンの中心から歩けるほど良い距離に位置し、ロケーションはとても良いです。敷地の広大さから、将来的な活用法はいろいろあると考え、地域住民を対象にしたイベントをもっと頻繁に行い、そこからの収入も期待できると考えられます。
ペンションをこのまま経営するのも良いですが、もちろん居住地としても購入できます。 その方が、購入時の諸々の手続きが比較的スムーズに進みます。
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| CNN Money.com, July 2010 |
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| D Magazine, July 2010, P62 |
