2014年12月31日水曜日

2014年度のダラス・フォートワースの不動産市況



 先日、ダラス地区の不動産スクール(宅建取得の為の専門学校)にて、テキサス州での不動産セールスパーソンの資格取得に関するセミナーを受講してきました。 大手不動産会社や個人のブローカーの方々が講義をしてくれ、2014年度のダラス/フォートワースの不動産市況と今後の動きについて話されました。
 皆さんが揃って口にされた事は、この地域の不動産は今が一番好調な時で不動産ブームの真っ只中である、という事でした。 一番の理由は、市を挙げての経済政策であると思われます。 大企業 (トヨタ、FedEx, State Farm Insurance等) が相次いでこの地域に本社の移転を行うことを表明したように、市全体となって企業に対して地域の住み易さをアピールし、さまざまなコストメリットを提供する、といった様な積極的な対応が結果に結びつきました。
 これらの影響で、賃貸市場も高騰しており、アパートの家賃も過去最高となった、との事です(月平均、日本円で約9万円)。 空き室も、需要に対して極端に減っており、新たにアパートや住宅の建設事業が進められています。
 2015年度は今年の勢いほどでは無いかもしれませんが、ポジティブな成長を遂げる、と見られています。 急な人口増加に伴って、市の対応の準備がきちんとできているのか、という懸念点もある反面、住宅市場は来年も安定している、との見解が述べられていました。

プレノ市の北米トヨタ本社の建設地 写真:The Dallas Morning News;                         http://bizbeatblog.dallasnews.com/2014/12/toyota-move-to-texas-one-of-top-stories-in-2014.html/