緑茶飲料で常に国内トップのシェアを誇る伊藤園（以下「ＩＴＯ ＥＮ」）が、ニューヨークからテキサス州ダラスに米国本社を移転したのが、2021年のことでした。
現在ダラスには280社を超える日系企業があると言われています。
日系企業を含め、なぜダラスに多くの企業が集まるのか。
➊移動手段の便の良さ
ダラス・フォートワース国際空港は、国際線70路線、国内線187路線の直行便が運航されており、抜群のアクセスを誇る。（日本からの直行便は日本航空とアメリカン航空が発着しており、ダラスへは約11時間30～45分）
また、ダラス・フォートワース国際空港からダラス市内へはライトレール（DART）が利用できる。
❷手ごろな家賃価格
ダラス地域は、手ごろな賃貸料でビジネス用スペースや個人用住居が利用できる国内最大の都市である。
❸人材
ダラス地域は、中途採用のほか、新規採用についても、豊富な人材とのパイプラインを確保している。
・米国で4番目の人口数
・テキサス最多の大学生の数
❹ビジネスに適した環境
ダラス・フォートワースは、コストや税金を低く抑えられるビジネスフレンドリーな環境と継続的な成長と投資を促すさまざまな奨励制度を持つ米国最大のメトロポリタン圏である。
❺生活の質
家族で暮らすのに理想的な環境（本レポートの著者である私も家族で暮らし実感しています）
・経歴や関心を問わず、さまざまな人々がダラス地域のあたたかい雰囲気に惹かれてる
・安全かつ安心なコミュニティ
・通勤に便利なハイウェイインフラ
・野球チーム「テキサスレンジャーズ」の本拠地 など
※❷～❺はDallas Regional Chamberの2019年レポートより抜粋
「ITO EN」ホームページより
さて、伊藤園は今年で創業60年を迎え、さらに緑茶を40ヵ国から100ヵ国に販売することを目標としています。また米大リーグの大谷翔平選手とグローバル契約を結び、緑茶と野球好きな社長を持つ当社ＵＳＡダラスオフィスとしても、ＩＴＯ ＥＮを応援していきたいと思います。
